2012年1月30日月曜日

バックステージツアー(その2)

ホールの舞台設備の裏側です。

1Fのステージ設備です。

まずは舞台の下手袖にある「綱元」の中です。





綱元のカウンターウェイトです。

この大きさで10キロあります。


上手袖にある「手動スプリンクラー弁設備」です。

自動スプリンクラー設備もありますが、
火災時にはこれも使用します。

照明用の「ネタ」です。

焼け焦げているのが見えます。
照明の温度がどれだけ熱いか想像がつきます。



2Fに上がります。

サイドフロントライトです。
「はしご」を使って位置調整等します。


次は3Fです。

第二電気室です。

ステージに使う電気の変電設備です。
高圧電流が流れていますので、
関係者以外立ち入り禁止です。

4Fです。

シーリングライト、ピンスポットルームです。
この電球の下の「キャットウォーク(赤いところ)」を通ってシーリングルームに行きます。

稀に頭をぶつける時があり、
ちょっと危ないです。

上下に伸びている鉄の棒は
客席天井を支える棒(つり天井)で、
何百本もの棒で天井(石膏ボード)を吊っています。

揺れても外れないような措置がしてあり、
構造計算上、阪神大震災クラスの震災でも天井が落下しない事となっています。



舞台のプロセニアム(額縁)可動設備(電動)です。
木目茶色の部分が上下し、
舞台を広く見せたり、
せまく見せたりします。

第二シーリングライトルームです。
手動で照明位置を合わせます。

ピンスポットルームです。
ピンライトは2機あります。

第一シーリングライトルームです。
手動で照明位置を合わせます。


エアリス全体の空調設備は
エネルギー棟(外部)にありますが、
客席とステージの空調設備はホール棟の4F
つまり、客席の上にあるのです。

ダクトが沢山あり、
どれも人間が入れる大きさです・・・。

アクション映画の1シーンのようですね。


5Fです。

舞台電動設備機構とブドウ棚です。

ステージから約25メートルあり、
高所恐怖症の筆者には大変恐ろしい場所です。

舞台係のS君が小さく見えるのが分かるでしょうか?

ブドウ棚です。
スノコとも呼ばれますが、鋼鉄製です。
隙間がありますが、
ここから人間が落ちることは考えられません。
しかし・・・怖い。


ブドウ棚の上の
電動舞台設備機構です。
大型モーターやワイヤーが見えます。
奥には消防設備の「赤外線センサー」があり、
障害物(煙)が遮ると消防設備が作動します。
・・・ですので、あまり奥まで行けません。



電動モーター下の中央に「名札」を置いてみました。
大きさが分かるでしょうか?


音響反射板はこんなに細いワイヤーで吊られています。

滑車、モーター、ワイヤー、その高さを見ると
舞台設備機構の保守点検の重要性が理解できます。



ブドウ棚奥には排煙口があります。
約1.5メートル角の大きさです。
この奥には巨大なプロペラがあり
まさに、映画「ダイハード1」のシーンそのままですね。


これは火災発生時やスモークマシン使用時に威力を発揮する装置です。

スゴイ威力の巨大扇風機です。


6F(屋上)です。

見晴らしは最高です。





避雷針があります。

エアリスには秘密の場所が色々とあります。


つづく・・・。

2012年1月22日日曜日

幼稚園の発表会

本日のエアリスは全館満室です!

エアリスアリーナは早朝から「かるた大会」、
エアリスホールでは市内幼稚園の「生活発表会」が午後から行われます。


アリーナの準備&競技開始と同時進行で、
ホールでも午後の本番に向けての準備が行われました。


今日は、
関係者、お客様全てカウントすると
エアリス全体で約2,500名の来場見込みです。



管理側としては
緊急災害時の避難体制、
御来館頂いたお客様へのサービス(空調、清掃、病人対応・・・)など、
管理者として能力が最大限に試される機会となります。





さて、幼稚園の発表会です。

ボスの最終チェックが入ります。
上手、下手の両花道前に
フットライトまで用意されています。


ホリゾント幕の下にあるライトです。
エアリスホールの灯体が殆ど使われていますね。


ステージ上の「バミリ」です。
このラインを目印に子どもたちが演技をします。


照明も殆ど使われているような状態です。



ウッッ「眩しい!!」

シーリングライト、サイドフロントライト、スゴイ数です!!
ミラーボールまで用意してありますね!


ステージ上から撮影しているのですが、
少々暑く感じます!

外気は4.3度、
ステージ上は 空調を止めているにもかかわらず17.9℃です。
※数字以上にステージは暑かったので体感温度は20℃以上でした。

温度数字を見ても
この照明の威力が分かると思います。




余談ではありますが・・・



プロの公演でも
これほどまでの数の照明を使用しません。

市民である「幼稚園関係者の演出イメージ力」、
管理者である「舞台担当者の表現技術力」、
市民の財産である「エアリスホールの形状と舞台設備数」、
つまり、
「演出」「技術」「施設」の三者が三位一体で相乗することにより成せる技です。

褒めすぎかもしれませんが、
どこの文化会館でも出来ることではありません。



文化ホールは、
一般的に客席数の多さにばかり関心が向きますが、
本当に立派なホールと言うのは
使用目的(設置理念)に不可欠な設備が揃っており、
使用目的に対応できるステージの面積があるホールが良いホールと言えるでしょう。

エアリスホールは固定座席数998席ではありますが、
町民ミュージカル(旧新田町)の育成を基本設置理念に設計された多目的ホールで、
ほどほどの残響(空席時500Hzで1.82秒;H8年5月当時)があり、
ミュージカルや演劇公演が主体の形状(プロセニアム形式)で
最後列のお客さまも観やすいように
客席位置の傾斜が強く設計されています。

このような発表会を行うには最高のステージと言えるでしょう。

※音が良いと言われるホール(音楽専用ホール)は
残響音が空席時500Hzで2~2.4秒ほどあり、
客席も残響を良くするために後ろに長く設計(シューボックス形式)されます。
残響音が長いということは・・・
お風呂場で喋ることをイメージすると分かりやすいと思います。
音楽は耳に心地よく聞こえますが、
声は何を言っているか聞き取りづらく、理解し難くなります。
つまり、音楽ホールはミュージカルや演劇公演には不向きです。
いや、設備によっては公演不可能となります。
これが「多目的ホールは無目的ホール」と揶揄される所以です。



ちょっと脱線しました・・・。



照明卓とカメラです。



プロジェクターも使用します。

この照明効果・ステージ演出には、
主催者、
子供たち、
ご来場お客様(保護者)、
全ての方々に満足いただけることでしょう。


さあ、ボスを含めMちゃんたち、

腕の見せ所ですよ!


つづく・・・。

第7回太田市子育連上毛かるた大会

本日はエアリスアリーナで

太田市子ども会育成団体連絡協議会、
太田市教育委員会、
太田リーダークラブ
による上毛かるた大会を行いました。






上毛かるた」とは、上州群馬県が誇る郷土文化財の一つです。



・・・実は私、
上州人ではないのですが、
私の故郷尾張の国では
このような「かるた」は存在していません。



地域の歴史、偉人、風土を理解するために製作されたという「上毛かるた」・・・

小学生時代に暗記して
慣れ親しむこの教育方法は
大変素晴らしい手法です。

群馬県の皆さん、
「上毛かるた」は故郷の誇りですよ!

つづく・・・。

2012年1月19日木曜日

群馬交響楽団ニューイヤーコンサート(番外編)

昨夜のコンサートは856人の入場でした。


チケットは完売(998枚)だったのですが・・・


自由席で比較的リーズナブルな単価2,000円程度となると
お客様に突然の予定が入った場合、
来館されないケースが多々あります。


経験則から言いますと、
エアリスホールは約1,000席、
単価1,000円で自由席の場合、
完売しても20~30席は空きが出るとみられます。

無料整理券の場合には、
配布した整理券の40~50%は空きが出るとみられます。

※上記は、あくまでも経験値ですので
アーティストの人気、演目、当日の気候、曜日、時間、・・・
などによって大きく左右され、
数字の憶測が外れることもあります。


それにしても、
今回は完売したにもかかわらず
入場率が85.77%、
人数にして▲142人の方がお見えにならなかったのは
とても残念ですね。



さて、話が変わりますが
群馬交響楽団のステージマネージャーから

「エアリスホールのステージ上の明かりは丁度良い。
他の会場へ行くと、
明るすぎたり暗すぎたりして、
プレイヤーから楽譜が読みづらいなどと指摘があるのだが、
ここはそういうことが全くない。」と、

お褒めの言葉を頂戴しました。


我が社(?)の舞台係は優秀です。

笑顔がチャーミングな照明担当のMちゃん、
また腕が上がったようです。
これもボスのおかげでしょうか??

施設ご利用の際には
是非ご指名を・・・




つづく・・・。

2012年1月18日水曜日

群馬交響楽団ニューイヤーコンサート

今夜は群馬交響楽団による
ニューイヤーコンサートが行われます。


朝9:00から搬入開始です。



音響反射板をセットし、
平台を組み始めました。


イスを置いて楽器を配列します。
オーケストラの基本配列は下記のとおりとなります。

※おおた芸術学校作成




これは指揮台から見た風景です。
指揮者になった気持ちになれるでしょうか?

配列が決まりましたので
暗くして、照明合わせです。

ちょと楽譜を撮影しました。

楽屋廊下のケータリングです。


反射板の裏は・・・
通常はあまり器具等を置かないのですが、
本日のコンサートが終わると、
週末は幼稚園の発表会があります。

昨日はリハーサルがあったので、
片づけられない状態です。
いかに上手く舞台を管理し、
効率よくお客様に利用して頂くか・・・

華やかな公演の裏で
舞台スタッフの格闘があります。

本日のリハーサル、
公演の様子の写真はNGなので
リポートは以上です。

本番をお楽しみください、
といっても・・・



つづく・・・。