2011年12月15日木曜日

バックステージツアー(文化ホールの裏側から・・・)

本日のエアリスホールは
朝8:30からK幼稚園のリハーサルでした。


で、本番同様の舞台セットが整っていましたので、
普段あまり見ないようなステージ裏をお見せしましょう。


※以下の写真はクリックすると大きくなります。


まずは皆様が普段見る客席からステージを見た写真です。

リハーサル前なので、
ステージ上のライトがまる見えです。
そして・・・おびただしい数のライトがあります。

下におろすとこんな感じです。
演出に合わせて灯体の数、ゼラ(セロファン)の色、投射方向を変えます。

全て手作業なので、少々時間がかかります。




白い幕に照明と絵柄を照らします。

灯体と太い電源コードが見えますね・・・

黒く長い一直線の物は「ローワーホリゾントライト(ローホリ)」といって
色々なゼラがセットしてあり、
投射する演出パターンによって
幕が様々な色に染まります。


舞台袖から模様を投射してます。

投射装置です。

ディスクマシーンなどがあります。



巨大なスピーカーがありますね。
ステージ上にも音が聞こえるようにセットされています。
手で動かします。
大変重いのですが、
スピーカーの下に小さいタイヤが付いています。



これは電源コード・・・
沢山あります!




ステージ上はバミリ(テープのマーク)があり、
園児たちの立ち位置を示してあります。

このマークを狙って照明を合わせています。




ステージから見えるシーリングライト、フロントライト等です。

こうやって見るとスゴイ数のライトですね・・・。



本日の舞台セット・・・

実はステージの半分しか使用していません。


本格的なミュージカルやクラシックバレエになると
ステージ最奥(15m)まで使用しても足りないぐらいですが、
小規模な演劇や講演会などは、
最奥まで使用してしまうと
観ずらいのと、
ちょっと間が抜けたような「絵」になってしまいます。


白い幕の後ろには
後ろが透けないように
クラシックで使用する反射板の正板をセットし
さらに、小道具置き場として利用して頂いております。

舞台演出は奥が深いのです・・・。
・・・おやじギャグになってしまいました。


これは舞台下手袖(客席から向かって左)の
音響卓と舞台機構操作盤です。
CD、MD、カセットテープの音出し、
マイクのコントロールはここでしています。



電動吊り物バトンはここで操作します。



手動吊り物バトンはここ「綱元」に入って
マニラロープを手で引っ張って操作します。


以上ですが
いかがだったでしょうか?


次回ご来館頂いた際には
違った目線で観劇できるのではないでしょうか?


素晴らしい感動の裏には
沢山の苦労と演出があります。


つづく・・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿