2012年5月10日木曜日

エアリス舞台機構改修工事の巻

最後と言いつつ、
また書いてしまいました。

再登場ですみません。

エアリスは平成8年5月18日のオープンから築16年が経とうとしており、
かねてからの懸案事項であった舞台機構の改修工事を
遂に行うこととなりました。

工事費用は約3,300万円です。





舞台機構とは・・・
エアリスホールの舞台上に吊ってある
音響反射板や吊り物バトンなどを可動させるための
鉄製ワイヤー、マニラロープ、電動駆動設備(モーター)、滑車等のことです。
※参考までに過去の記事を見てください。


改修工事はこれらを新品に交換します。

なぜ新品に交換する必要があるのか?

業務用の耐久性が高い装置とは言え
経年劣化や高い稼働率により
ワイヤーの摩耗、モーター&滑車の損傷が激しくなっており、
定期保守点検でここ数年、指摘を受けていました。

演出によっては
車以上の重量物を約20メートル頭上に吊ることがあり、
操作中に摩耗したワイヤーが「もし」切れたら・・・

・・・・縁起でもないですよね。

しかしながら危機管理上、
最悪のケースを「想定外」として
無視するわけにはいきません。

常に最悪のケースを想定し
安心安全に管理していくのが
市民の財産を預かる者としての使命です。




さて、さて、本題です。

まずは工事道具を運ぶために、
床に養生をしました。

コンパネ(ベニヤ板)を敷きます。

最初は搬入口からです。


次にステージ上です。




納品される鉄製ワイヤーの検品作業です。



マニラロープの検品作業です。



音響反射板のワイヤー交換を始めました。





舞台機構・・・

こうして見ると

「骨格むきだしの巨大エレベーター?」

というような表現の方が理解しやすいでしょうか?


つづく・・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿