本日3月9日(金)は、
エアリス寄席「柳家小三治一門会」が行われます。
エントランスロビーです。
舞台仕込は10:00頃から行いました。
高座(こうざ)は平台と箱馬を組み合わせて設置します。
以前は高座を作らずに「所作台」を舞台全面に敷いて
金屏風、座布団とマイクで落語公演を何度か実施していました。
真っ白な檜の台の上での落語公演は見た目にもきれいですが、
セットするのに大変なんですよね・・・。
「めくり」です。
太字で右肩上がりの文字が書いてあります。
太字は白いところが見えなくなるほどお客様が沢山入るようにという願い、
右肩上がりの字は益々発展するようにという願い、
と言うことだと聞いております。
「金屏風」です。
本物の金箔が貼ってあり、設置する際には手袋を使います。
昨今は金相場が高騰してますから、
この金屏風、一体いくらになるのでしょうか・・・・
下世話な話をしてはいけません。
花道に「鳥屋」がセットされました。
マークは新田町のままですね・・・
鳥屋から舞台を見るとこんな感じです。
ボスとMちゃんが高座を作っています。
「緋毛氈(ひもうせん)」を敷いて画鋲で留めています。
皺を作らないように・・・引っ張っています。
完成です。
しかし・・・
ボスたちは和洋折衷、どんな舞台も対応します。
クラシックコンサート、バレエ、オペラ、ミュージカル、ロックコンサート、
演劇、歌舞伎、能・狂言、舞踊、落語、講演会・・・
多目的ホールを管理する職員(小屋付き舞台技術者)は
何でもこなす知識と技量と能力が必要です。
今更ながらスゴイ舞台技術を持っている人々だと
感心してしまいました。
座布団を置いて、マイクをセットしました。
後ろには段を作りました。
ちなみにこの座布団、ふかふかです。
ネタ帳です。
「根多帳」と書きます。
噺家さんが何の噺をしたか
書き留めておくものです。
日本のシャレ、ジョークは、
「同音異義語」の「韻」を踏んで笑う言葉遊びです。
例えば「はし」という言葉にしても「橋」「端」「箸」と意味が違う単語があり、
物語の中でこれらの言葉の組み合わせで聴衆の笑いを誘います。
教養が無いと理解できずに笑えない時もあります。
日本の伝統文化は非常に高度で奥が深いものですよね。
しかし、ネタがなぜ「根多」なのか・・・
分からないので後日調べてみます。
さて、
高座から客席を見た様子です。
Mちゃん、
舞台の出来に満足気にVサインで登場です。
チケットの売れ行きは上々です。
エアリスは「チケット管理システム」を導入しており、
エアリス、カルトピア、駅なか文化館
相互で購入できます。
ちなみに画面の「赤」が販売入金済みの席で、
「青」が電話予約未入金の席です。
本日は約800席が埋まりました。
※エアリスの定員は1,002人です。
ケータリングです。
小三治師匠の楽屋です。
さあ、準備OKです。
開場は18:00、開演は18:30、
皆様お誘い合わせのうえ、是非ご来場ください。
つづく・・・。
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