2011年6月20日月曜日

デキル観客のマナー・・・実践編

こんにちは、
デキル職員のZ係イケダンHです。
週末に芸術学校のファミリーコンサートについてのレポートを書いたのだが、
観客のマナーについて書くとしよう。

下記はイケダンHが上毛新聞オピニオンに選出され、
2002719日に寄稿掲載されたもの。


 今回は文化ホールの楽しみ方を紹介します。
 まずはチケットの購入方法ですが、
一般的にはホールのチケットカウンターかプレイガイドに直接出向いて購入する方法、
または主催者が指定する電話(予めホールの座席表を用意しておくと便利です。)もしくはインターネットで予約購入する方法があります。
また、チケットは一度購入してしまうと公演が中止されない限り、
払い戻しや別種チケットとの交換ができない商慣行となっています。
購入後は裏面の注意事項も確認しましょう。

 公演当日ですが、軽食をとり、指定席でも開場前にホールへ到着する余裕が必要です。
服装は公演にもよりますが、TPOを考えて半ズボンやサンダル以外の清潔感ある服装が良いでしょう。
 また、ホール内は楽器が高温高湿を嫌うため、低温低湿管理していますので、
ジャケット等ご用意ください。
 開場しましたらまず座席案内板で座席の確認、
そして洗面所と入退場口(非常口)を把握しておきましょう。
 手荷物はクロークがある場合には利用し、無い場合は座席の下に置いて下さい。
 雨天のため傘をホール内に持ち込んだ場合は、自分の席の下に倒して置いてください。
 席に着きましたら開演前にプログラムを読んでおきましょう。
 また、列の中央の人が席へ入るときは、立って通路を確保してあげると、
とてもスマートに見えます。欧米では一般的なマナーですが、
日本でも定着させたいマナーの一つです。
更に、文化ホールは映画館や演舞場と違い、客席内での飲食はできません。
最近はホールで映画会、歌舞伎や寄席を実施しておりますが、
あくまでも文化ホールですのでご理解いただければ幸いです。

 開演時間に遅刻した場合は勝手に入場できません。
ホールの催し物というのは「時間・空間芸術」であり、
出演者のみならずお客様のマナーも公演の一部だからです。
入場できるタイミングは、観劇は演出上の都合により様々ですが、
クラシックは楽章間です。
レセプショニスト(会場係)の指示に従って客席内に入場すると良いでしょう。
着席は指定席でも後ろの空いている席に座り、休憩中に移動してください。
公演中に中央や前方の席に移動するのは目障りであり、
他のお客様や出演者にも迷惑ですので絶対におやめください。
また、小さな子どもは理解できるか我慢できる年齢になるまで連れてくるのを遠慮したほうが良いと思います。
情操教育のため本物に触れさせたい気持ちは十分理解できますが・・・。
参考までにエアリスでは、公演入場対象者がお客様自身で判断できるよう、
公演チラシに標識(全国でも珍しい試み)を記載し、無料託児サービスも用意しております。

 巣晴らしい演奏・演技が終わった時には精一杯の拍手や声援で応えましょう。

 アンコール・カーテンコールが終われば出演者が退場し終わるまで再度拍手を贈りましょう。

 帰りはCD等を購入し、お気に入りのレストランで食事やアルコールを楽しみ、
思ったこと、感じたことを家族・友達・恋人と語り合い、
イメージを膨らませると、よりいっそう楽しくなりますよ。




以上、覚えておいて損はないと思います。

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